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肉牛部会定期総会 25年度100頭増の見込み | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 31, 2025 2:30:00 AM

JAみなみ信州肉牛部会は26日、飯田市の同JAで2024年度肉牛部会総会を開いた。同部会員、同JA役職員、長野県南信州農業農村支援センター、飯田家畜保健衛生所、全農長野ら23人が参加した。24年度事業報告と25年度計画・収支予算の承認、優秀生産者表彰を行った。25年度は同JAのグループ会社(株)夢ファームみなみ信州の規模拡大等により、肉牛出荷頭数は前年より約100頭増の630頭を予定している。
同部会の小原繁部会長は「厳しい生産環境の中でもどうやって生き残っていくか。部会活動を進める中で皆で知恵を出し合い、畜産業を守っていきましょう」とあいさつした。
24年度は生産コスト高により厳しい経営を強いられ、また全国的にもA5ランク・NO.12の発生率が増加する中、重量増加や脂質向上を目指しさらなる高品質生産に取り組んだ。同JA共励会や共進会を開催し、京都市場でも同JA独自の共励会を開催。「特選牛」に認定されるなど市場での認知度向上に取り組んだ。行政と連携し「南信州牛」ブランド確立による差別化や消費拡大にも取り組むなどし、24年度肉牛全体の販売頭数は548頭(前年比98.7%)、和牛平均販売金額は1,271,000円(前年比5,000円減)となった。総会終了後には優秀生産者事例発表と血液検査の基礎知識などの研修を行った。
優秀生産者表彰では①高額販売の部(和牛去勢・和牛雌)②1日増加額の部(和牛去勢・和牛雌)でそれぞれ上位3人を表彰した。全部門で受賞した吉川秀之さん(46・豊丘村)は「このような賞をいただけ素直にうれしい。日々淡々とした作業だが、毎日手を抜かずに1頭ずつの表情や様子を見ては生産に励んでいる。県、全国とさらに上を目指して頑張りたい」と話した。

受賞者は以下の通り
▽高額販売の部①和牛去勢
(株)夢ファームみなみ信州(高森町)、吉川秀之(豊丘村)、小原繁(飯田市)
▽高額販売の部②和牛雌
吉川秀之(豊丘村)、(株)夢ファームみなみ信州(高森町)、柴田喜一郎(飯田市)
▽1日増加額の部①和牛去勢
小原繁(飯田市)、北沢忍(飯田市)、吉川秀之(豊丘村)
▽1日増加額の部①和牛雌
唐澤佳洋(飯田市)、吉川秀之(豊丘村)、唐沢裕輔(豊丘村)