JAながのでは、令和5年8月から中国における火傷病の発生による輸入花粉の使用禁止に伴い、JA独自で和梨の受粉樹を養成している。3月3~4日の2日間、長野市朝陽にある圃場でちくま・須高・志賀高原・ながの・みゆきの各ブロック営農技術員20人が集まり、約200本の受粉用苗木の接ぎ木作業を行った。当日は、営農部指導企画課広域専門指導員の綿貫良技術員から穂木の断面をきれいに削る、ズレないように接ぎ木テープをしっかりと巻くといったポイントを説明した上で、既に昨年より圃場で養成を始めているマメナシの台木に受粉樹となる梨品種の穂木を接いだ。
今後、営農部では受粉樹の生育管理を行い、今秋12月頃に苗木の掘り上げを実施し、和梨生産者へ供給をしていく予定。