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ふれあい農園開園30周年 親子で地産地消を身近に感じて | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 10, 2025 3:00:00 AM

JAあづみ青壮年部と女性部、コープながのは8日、安曇野市の堀金公民館の調理実習室で「ふれあい農園冬の交流会」を開いた。部員やコープながのの組合員家族ら約60人が参加。ふれあい農園は1994年、JAとコープが農作業を通じて交流を楽しみながら食の大切さを一緒に考えようと企画し、今年度は開園30周年を迎える節目の年となった。
JAが畑を提供し青年部員や女性部員がコープの組合員家族と一緒に23年、5月から月2回(隔週土曜日)農作業を行う。苗の植え付けから収穫といった一連の作業を親子で体験でき、今年度はミニトマトやズッキーニ、ナスなど約10種類の農作物の収穫をした。交流会は夏と冬の年2回で、夏はバーベキューを楽しんだ。
この日は6班(1班10人)に分かれて部員と組合員家族とが協力して米粉のクレープを作った。米粉・卵・砂糖・牛乳を混ぜたものが生地になり、この生地を熱したフライパンに流し入れ、焼き色がついたら破れないように返す作業を行った。昼食には出来上がった米粉のクレープや手巻き寿司、女性部員が作ったキノコ汁などを食べたりするなど生産者と消費者が立場を超えて交流を楽しんだ。
また今年度の思い出や、来年はどんな作物を栽培したいかなどを班ごとに発表するワークショップを行った。参加者からは「夏の交流会で行われた豚の丸焼きが特に印象に残っている。暑い中、草取りをしたり収穫をしたり大変なこともあったがおいしい野菜ができて良かった」と話した。
JAあづみ総務開発事業部宇留賀勝巳次長は「地元で採れた新鮮な野菜をその場で食べてもらう、これ以上美味しい食べ方はない。このイベントを通じて地産地消を少しでも身近に感じてもらえると嬉しい」と述べた。