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セルリー春作苗順調に生育 巡回で栽培技術の向上目指し、高品質なセルリーを | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 7, 2025 2:00:00 AM

JAあづみセルリー部会は春作苗床巡回を開催した。生産者や営農指導員ら15人が参加。若手部会員の圃場を中心に5カ所巡り、苗の生育状況の確認と栽培技術の情報を共有した。
同JA管内は、11月下旬から12月初旬にかけて播種をし、1月下旬から2月初旬には鉢上げをした。一部の圃場で、高温による「やけ」や「芯とび」が見られているが、カルシウムの剤の投与で対応している。あづみ全体では、大きな病気や苗の不足はなく、全体的に順調に生育している。
巡回では、圃場の土壌状況や苗の色、徒長などを確認した。若手部会員の圃場で、もぐらの被害により、苗床に高低差ができ水管理に苦慮しているという言葉から、部会員らは自らの経験や知識を参考に、もぐら対策やもぐらの穴にねずみが入る可能性があることを助言した。
巡回後の検討会では、「気温差が激しく管理が難しいが、概ね順調に生育している」とまとめ、定植後の寒さ対策としてマルチの2重掛けなどを呼びかけた。
本巡回は、栽培技術向上と高品質なセルリーの安定した出荷に繋げることを目的に、毎年行っていて、情報の共有を通して、適正作型・適正管理を中心に、生産者の栽培統一を図っている。
春作セルリーの育苗は、特に温度管理が重要だという。部会員らは、最高気温と最低気温、強日射に留意して、温度管理を徹底して行っていく。3月1日から順次定植が始まり5月に出荷開始予定だ。