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果樹女性部大会 グループワークで交流を深める | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 5, 2025 1:30:00 AM

JA上伊那果樹部会果樹女性部は2月19日、女性生産者を対象に果樹女性部大会を駒ケ根市のアイパルで開いた。上伊那地域の果樹振興と生産者の交流を深めることが目的。2024年度を振り返り、グループワークでより良い生産に向けて情報を共有した。
24年度は、管内全体の果樹生産者数は減少したが、栽培面積は増加。リンゴや梨を中心に夏場の高温による日焼け果や小玉果などの品質低下が見られたが、需要期を考慮した出荷調整や生産者らが店頭で行った販売促進活動などが有利販売につながった。
この日は、生産者やJA役職員ら約80人が出席。8つに分かれて行ったグループワークでは「今年の果樹栽培で苦労したこと」をテーマに話し合った。それぞれが取り組んでいる栽培の工夫や近年課題となっている高温対策などを紹介。栽培品目を超えた情報提供の場として活発に意見を交わし、交流を深めた。
グループワークのほかにも、JA担当職員が24年度に被害の多かったカメムシの特性や被害果の特徴を説明したほか、栽培に役立つ便利資材を実演した。
果樹部会の鈴木博士部会長は「上伊那には意欲のある若手がいるだけではなく、単純に栽培が好きで長年続けている生産者がいる。いろいろな人と会話したり交流したりすることで、みんなが今よりも楽しく、好きな気持ちを持つことにつながればうれしい」と話した。