大町市常盤の国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で2月11日、JA大北が生産するSPF豚「はくばの豚」を使用した肉まんづくり体験イベントが開催された。市内外から親子連れを中心に約250人が参加し、公園スタッフから作り方を教わりながら肉まんづくりを楽しんだ。
体験ではまず、用意された生地をテーブルの上の円形マークの大きさに合わせて手で伸ばし、はくばの豚や地元産の玉ねぎ、椎茸が入った餡を包んだ。包んだ肉まんは、事前に自分の名前を書いたクッキングシートの上にのせて専用鍋に入れ、スタッフが蒸し器を使用して約15分蒸し上げた。蒸し上がった肉まんを受け取ると、ほかほかの蒸気が立ち上り、温かさが伝わってきた。
松本市から参加した親子連れは、「豚肉の味がしっかりしていておいしい」「初めての体験でわくわくした」と喜びながら、自分の作った出来立ての肉まんを頬張った。
同園の道口善之課長は、「地元の農畜産物のPRの一環として、引き続き食体験を開催していきたい。そして体験を通じて、地元農畜産物の消費拡大にもつながれば」と話している。このような体験イベントは、地元の食材をPRするだけでなく、親子を含む参加者同士の交流も深める素晴らしい機会となった。