JAみなみ信州は3日、飯田市鼎の同JA本所で2026年新卒学生向けのキャリア支援形成プログラム「オープンカンパニー」を開いた。JAへの理解を深め、企業選びに生かしてもらうことを目的に昨年の8月に初めて開催。2回目となる今回は県内外の大学生と専門学生8人が参加。金融・共済担当者による事業内容の説明や、若手職員との座談会などを行った。
この日は「金融・共済編」として、それぞれの事業紹介のほか、金融では自身のマネープランを考えたり、資産形成・運用の必要性を分かりやすく説明した。共済ではすごろくを使って人生の様々なリスクを体験するライフサイクルゲームや、災害による農業被害の状況をVRを用いて体験した。座談会では若手職員4人が参加し、学生からの質問に自身の経験をふまえたアドバイスなどで答えた。
参加した学生は「JAは農業のイメージが強かったが、金融や共済事業などいろいろな事業を知ることができた。これからの就職活動に生かせる良い経験になった」と話した。
同JA人事教育課の清水真緒担当は「学生の皆さんにJAが行う総合事業を知ってもらえるような内容を企画した。JAに興味を持ち就職候補先としてもらえるようこれからも取り組んでいきたい」と話した。