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中古農機販売会 組合員の声を反映し、入札方式で実施 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Feb 17, 2025 4:45:00 AM

2月8日(土)長野市大町のJAながのながのフルーツセンターにて、「中古農機・掘出し物販売会」が開催された。昨年に引き続き、中古農機は入札方式にて実施し、トラクター・コンバイン・田植機・スピードスプレヤー・管理機など入札用の中古農機30台に掘出し物機械も合わせ約50台を展示した。中古農機については、来場者が希望する農業機械を選択し、入札開始価格から購入価格を自身で考え記入した後、入札箱へ投函する。後日、農業機械センターから落札者へ連絡がいく仕組みである。
あいにくの大雪の天候であったが、来場者は92人、入札総数は41件となった。昨年と比較し、悪天候の影響により来場者は減少したが、入札総数は増加した。原材料価格・物流費・人件費の高騰による農業機械製品価格の値上げ情勢が継続している状況の中、「なるべく安く、春の農作業に向けてすぐに使用できる機械が欲しい」という組合員の声を反映し、今年度も今回のイベントを開催した。従来の展示会と比較し、来場者が様々な中古農機を見学し購入の機会が得られるよう、JAでは中古農機の台数確保に努めた。スピードスプレヤーの入札をした組合員からは、「機械は今すぐ欲しいが、価格高騰で新品を買いたくても買えない。入札方式は大勢の方にチャンスがあって良いと思う。希望が通ることを願っている。」と話した。
ながの農業機械センター滝沢功センター長は、「中古農機の問い合わせは多いが、台数不足によりお客様の求める機械と在庫している機械がマッチしないなど、なかなか要望に沿えず苦慮していたが、この展示会開催で少しでもお客様の要望に応えることができた。大雪の中、多くの方の興味を持って来場頂きありがたい。」と感謝を述べた。
JAでは今後も組合員に寄り添ったイベント等を企画・検討し、実施していく考え。