県内JAの話題

伝統をつなぐ やしょうまづくり | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Feb 7, 2025 3:30:00 AM

JAグリーン長野女性部更北総支部は2月4日、長野市真島のJA真島農産物加工所で「やしょうまづくり」を体験した。11人が参加。毎年やしょうまを作っているという部員を講師に、梅模様と、胡麻や青のりを入れたものの2種類を作った。
「やしょうま」は、米粉を使い練って着色して蒸した団子で、2月15日の涅槃会(ねはんえ)に作って仏壇に供える風習がある。近年では、家庭で作る人も減り、また、風習を知らない人も増えていることから、各総支部では伝統や風習をつなごうと開催。今年は更北と若穂総支部がそれぞれに行う。
部員は、3班に分かれ、米粉に白玉粉や調味料を混ぜた生地を蒸し、蒸しあがったものを捏る作業に力を合わせて挑戦。練る作業では、1人が2kgの生地を大きなボールで力を込めて練り、ほかの人がしっかりとボールを押さえるなど作業を分担。その後、胡麻や青のりを生地に加えて、一人分ずつに分け、棒状に形を作ったうえ、2本の箸を押し付け、「痩せ馬のように骨ばった」凸上の形に仕上げた。
部員の一人は、「母や祖母は作っていたが、自分は一度も作ったことがなかったので、良い機会だと思って参加した。先生のようにうまい形にならなかったけれど、帰って家族に自慢したい」と完成を喜んだ。