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買い物難民を助ける移動購買車「あんしん号」新しく生まれ変わる | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jan 24, 2025 2:00:00 AM

JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしんが運営する移動購買車「あんしん号」が14年間の走行により劣化が進んだため、新たにあんしん号を購入した。23日、安曇野市でお披露目式を開いた。役職員やあんしん職員ら約10人が参加し、新車のお披露目や鍵の引き渡しを行った。
あんしん号は、交通手段が限られ、日常の買い物に困っている地域の高齢者の声を受け、「買い物難民」の解消を目指して、2011年に誕生した。管内の公民館やJA支所、ふれあいセンターで開かれる「あんしん広場」や、要望を受けた場所を巡り、お菓子や調味料、雑貨などの日用品の販売を行い、長きにわたり利用者の買い物を助けてきた。さらに、利用者の意見や要望を聞く「御用聞き」にも力を入れて取り組んでおり、自宅まで希望の商品の配達なども行っている。
新たなあんしん号は、これまで取り扱えなかった牛乳やヨーグルトなどの冷蔵商品を販売するためのバッテリー式のクーラーボックスなども搭載されている。
お披露目式では、宮澤清代表組合長が、「地域の利用者のために引き続きあんしん号の役割を果たしてほしい」と期待を込めた。あんしんの池田陽子理事長は、移動購買車の購入にあたって協力を受けた組織の仲間や関係者に感謝の言葉を述べるとともに「14年前の思いと愛着はいまでも変わらない。あんしん号は地域住民のニーズを聞ける原点である。これからも御用聞きの目的を果たして利用を楽しみにしてもらえるよう邁進する」と述べた。
23日から新車で運行を開始し、今日も各場所で利用者の買い物を助けている。