JAみなみ信州女性部は17日、飯田市の飯田文化会館で第24回女性フェスティバルを開いた。管内全域から同部員ら約300人が参加し、作品展示や発表などで交流を深めた。
同部の各支部には、絵手紙、手芸、押し花を楽しむグループや、漬物やジャム、お菓子などの加工品作りを行う様々な目的別グループがあり、活発な活動をしている。フェスティバル開始前には、11の目的別グループと2つのフレッシュミズグループ、エプロンサポーターによる作品展示や加工品販売を行い、多くの参加者でにぎわった。
フェスティバルでは、女性理事の井坪由香里さんが家の光記事活用体験、喬木支部Spica(スピカ)の奥村光希さんがフレッシュミズ作文をそれぞれ発表した。また、活動発表として本会役員が家の光の朗読、松川支部「パルパル」がフラダンスを披露した。
記念講演では、谷口真由美さんが「おばちゃん目線で考える 日本の未来」と題して、ユーモアと冗談を交えた講演を行い、会場内は笑い声が溢れ楽しいひと時となった。
同部の伊原郁部長は「女性部活動を通して得た知識や経験を家族や地域へと広げていくことも私たちの役割。フェスティバルを通じて仲間との絆を深め、魅力ある組織づくりや地域を元気にする活動を続け女性部活動の文化を繋げていきましょう」とあいさつした。
同JAの寺沢寿組合長は「地域を元気にし、次世代に食と農の大切さを伝えるには女性の力が必要。これからも女性部の結束力と行動力でJAや地域を盛り上げていただきたい」と話した。
女性フェスティバルは同部最大のイベントで、部員同士の交流の場となっているほか、活動の成果を発表する場として毎年盛大に開催している。