JAあづみ女性部有明支部は18日、安曇野市社会福祉協議会が運営する穂高北部児童館と連携し餅つき大会を開いた。乳幼児や保護者、小学生、支部員ら約50人が参加。
同館との連携は、24年から始まる。支部員からの「地域に役立つ活動がしたい」との声と、同館の新事業「地域の知恵袋」の企画が合って開催を実施することになった。
もち米は50分ほど釜で蒸かし準備をし、雑煮や漬け物などの付け合わせなども手作りで用意した。もち米の粒感がなくなるまで、男性の職員や子どもの父親らが協力して、ねじるようにして子どもたちのつく準備を整えた。初めて餅をつくという子どもが多く、順番にきねを持ち、職員に支えられながら、元気の良い声で「よいしょ!」と臼に振り下ろした。ついた餅は、支部員と社協スタッフがごまときな粉をまぶしたり、お雑煮にしたりした。
参加した児童は、初めての餅つきに不安そうな顔をしながらも、ついた感触を実感すると笑顔になり、「たのしかった!」と話していた。
社協の片桐大輔さんは「子どもたちが大人の活躍を見て応援している姿が印象的だった。伝統食を幅広い世代に伝承することができ、地域の知恵袋の活動目的に沿った行事になった」と述べた。