JA信州諏訪花き専門委員会は12月12日、富士見町のJA会館ふじみで「第50回諏訪花き立毛品評会並びに2024なんしんフラワーフェア褒賞授与式」を開いた。受賞者計32人に賞状と記念品を授与。立毛品評会最優秀賞の長野県知事賞は、2回切りスタンダードカーネションを出展した富士見町の小池直志さん(80)、なんしんフラワーフェア最優秀賞の関東農政局長賞は、アルストロメリアを出品した同町の小池潤さん(44)が受賞した。
立毛品評会は高品位生産者のほ場を巡回し、その生産技術を普及させることで管内の花き園芸の発展、品質の向上及び作柄の安定、産地育成に資することが目的だ。今年度は、審査員がきく、カーネーション、アルストロメリア、トルコギキョウ、スターチス、カスミソウ、アネモネ、リンドウのほ場計49点を5日間に分けて巡回。花の大きさや茎の太さ、草姿のバランス、病害虫の発生有無、ほ場管理などの観点から採点し、全員で話し合いのもと順位を決めた。
受賞者を代表し、小池直志さんは「栽培を始めた頃と比べ気候が変わり、栽培には苦労しているが、今後も若く元気の良い生産者の皆さんと共に頑張って生産していきたい。ご指導をお願いします」と謝辞を述べた。
なんしんフラワーフェアはみなみ信州、上伊那、信州諏訪の3JAが協力して開く。生産振興と産地発展を目的に、アルストロメリア、キク類、トルコギキョウ、カーネーション、ダリアなど281点の出品があった。審査員が品目ごとに比較審査した。
受賞者を代表し、小池潤さんは「栄誉ある賞に恐縮であるものの、うれしい気持ちでいっぱい。これからも多くの人に喜んでもらえる花づくりに励んでいく」と謝辞を述べた。
JAの小平淳組合長は「受賞された皆様は、異常気象下においても卓越した生育技術のもと、見事に栽培いただいた。今後の励みとするとともに他の生産者の範となり、ますます活躍してほしい」と挨拶した。