JAながの女性部豊野町支部は12月20日、豊野町特産のマコモ(イネ科の多年草)の葉を使ったしめ縄・リース作り講習会を行った。年末の恒例となっている行事で、今年は部員15人が参加した。この講習会は休耕田を利用してマコモ栽培をしている豊野町ならではのSDGsにも繋がる活動として、毎年12月に行われ、しめ縄作り名人の部員が講師となって教えている。稲わらで作るしめ縄に比べ、マコモの葉は長期間青い色を保ち、形状が崩れにくいなど、縁起物のしめ縄にもなる。また、消臭効果もある。
参加した部員は、「毎年参加しているけれど、作るのは一年に一回だから忘れちゃって作っているうちに思い出す」「左右同じ力加減でねじりながら編んでいくのが難しい」「自分で作ったマコモのしめ縄は愛着がわく」などと話していた。しめ縄の他、しめ縄の作り方を生かしてクリスマスリースも作った。作成したリースは南天の実をつけ、門松の代わりとして正月明けまで同豊野支所ATMコーナーに飾っている。