長野市戸隠大洞沢の戸隠牧場で、10月下旬70頭余りの牛の下牧を行った。県内外の畜産農家が管理している牛や馬が今年5月から10月まで観光を兼ねた放牧場で生活している。JAながの管内からも毎年戸隠牧場へ放牧しているが、今年は72頭の牛と3頭の馬を放牧した。今年は春先の雪解けが早く秋になっても暖かい日が続いたため、牧草もよく伸びて牛たちも大きく成長した。放牧の目的は戸隠の観光もあるが、広大な牧場の中でゆったりと過ごすことによって体調を整えたり、暑さに弱い牛たちに高地の涼しい環境で快適に過ごしてもらうといった効果もあり、行っている。牛はひと夏高原で過ごしたことでひとまわり大きくなり、同JA職員らに連れられそれぞれの畜舎へと戻っていった。