長野県農協生産資材事業推進協議会農機専門部会中信支部は、5日「JA農業機械 農業女子応援講習会」をJA全農長野営農研修センター(安曇野市)で開催した。
JAあづみ女性部員やJA職員ら13人が参加。参加者は2班に分かれ、(株)麻場・(株)関東甲信クボタの各メーカー担当者から、安全に取り扱うための注意事項や、操作方法の説明を受けた。その後、同センターに隣接する畑で刈払機や管理機、トラクターを1人ずつ実際に操作し、操作中の疑問点や不安点をメーカー担当者が返答するなどして、機械の利便性を学んだ。この取り組みは、農業機械の魅力を伝え、農業分野での女性の活躍をJAと共に後押しするのが目的で、令和元年から開始。農業分野では、高齢化や担い手不足が課題の中、農業生産ではさらに女性の活躍が期待される。全農長野営農資材課の岡宮裕喜係長は「大型機械は危ないイメージがあり敬遠してしまうが、講習会を通し機械に乗って実際に触れていただくことで、農業に活かしてもらいたい」と話した。参加した同JA女性部の栗原真樹さんは「大きな機械や刃の鋭い機械は苦手意識があるが、基本的な操作やコツを教えてもらえた事で自信になった。今後に活かしていきたい」と話した。