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アルストロメリア専門部販売取引会議 本格シーズンに向けて市場担当者らと懇談 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 16, 2024 1:30:00 AM

JA上伊那花き部会アルストロメリア専門部は10月9日、2024年度アルストロメリア専門部販売取引会議を伊那市のJA本所で開いた。生産者やJA役職員ら約70人が出席。出荷が本格シーズンを迎える前に、JAが出荷する12市場の担当者と販売情勢や生産状況を共有した。
同部会は「花き総合供給産地として販売金額20億円」をスローガンに掲げる。中でも、アルストロメリアは販売金額10億円を超えるJAの主力品目で、切り花の生産量は日本一。管内では10月ごろから出荷が本格化し、翌年4月に最盛期を迎える。ハウス栽培のため年間を通した出荷ができ、切り花全体の流通量が減る夏場の需要拡大を狙った「夏メリア」の生産にも取り組んでいる。24年度は販売高12億円、出荷数量1300万本を目指す。
会議では各市場の担当者が販売情勢や今後の取り組みを報告。同JAのアルストロメリアは「品質が良く、花色が多いため需要が高い」などと評価し、今後さらなる年間を通した出荷の安定や出荷数量の増加に期待した。
同専門部の木下穂積専門部長は「上伊那は市場からも期待され、販売環境は整っている。市場の期待に応えるべく、面積拡大や管理をしっかりして出荷率を上げることにより、生産量を確保していこう」と呼びかけた。
この日は種苗会社も出席し、来年度から販売される新品種も展示された。