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食と農の大切さを伝えたい 地域住民が園児とサツマイモ収穫 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 2, 2024 1:00:00 AM

飯田市松尾の寺所あすなろ農園は9月26日、同市松尾のおよそ3アールの畑で同市の松尾東保育園の年長から年小園児60人とサツマイモの収穫作業を行った。地元農家を中心に地域住民20人で構成する同農園は、遊休農地を活用しジャガイモやトウモロコシ、サツマイモなどを育て、同園のほか聖クララ幼稚園、こども発達センターひまわりの子どもたちと一緒に農作物の栽培を通じて、農の大切さや楽しさを伝えている。
この日畑に一列に並んだ園児は、同農園メンバーのサポートを受けながら小さな手で一生懸命掘り、大きなサツマイモを次々と収穫した。「大きいのがとれた」「こっちにもあるよ」と歓声をあげながら作業を楽しみ、15分ほどでコンテナ3個がいっぱいになるほどのサツマイモを収穫した。
同園代表の林豊さん(73)は「メンバーも子どもたちとの交流に元気をもらっている。今後も楽しみながら食と農の大切さを知ってもらえる活動を続けていきたい」と話した。
同園の野神美穂園長は「子どもたちは収穫したサツマイモをどのように食べようか楽しみに今日を迎えた。お店で買ったものではなく、自分たちで収穫したものを食べられる貴重な経験ができありがたい。地域の皆さんの協力に感謝します」と話した。
収穫したサツマイモは園児が各家庭に持ち帰るほか、給食で味わう予定。