JA信州うえだは、上田市議会産業水道委員との農政懇談会を同JA本所で開いた。市議ら7人、同JAからは組合長や常勤役員、営農部長ら10人が参加。農業を巡る情勢と課題について意見を交わした。
産業水道委員会の半田大介委員長は「当委員会は農業関連に関する知識をより深めるため、JA役職員との議論を通し今後に活かしたい」と話した。
眞島組合長は「農家経営の安定と所得補償をしっかりとすれば多様な担い手の育成や荒廃農地対策など多くの問題が解決する」と強調した。
「グリーン社会」実現に向けた市が進める一般生ごみの堆肥化計画における販売の実現性や遊休農地、担い手による水田の継承、農産物の合理的な価格の形成への期待等について活発に意見交換をした。
JAからは、グリーン社会実現のためにはJAや農家だけでは目標を達成することは難しい。議員から市へ、更に県や国に対し声を上げていく事が大切と声を上げた。
対策を求めたのは①食料安全保障の強化②生産資材価格の高騰対策③グリーン社会実現④遊休荒廃農地の解消と果樹園地の継承―など7項目。