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米検査 高温障害に注意払って等級確定を | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Sep 20, 2024 2:30:00 AM

JAグリーン長野営農販売部は9月17日、長野市篠ノ井の東部ライスセンターで2024年産米を初検査した。当センターで集荷した「コシヒカリ」など9件を、JA全農長野職員立会いの下、JA農産物検査員が初検査。数件で高温障害粒が見られたため、傾向を踏まえた中で、今後の検査時に注意を払うよう申し合わせた。
検査員は、米袋から穀刺しを使って玄米を抜き出し、目視で胴割れの発生や未熟粒混入の有無などを確認。水分計で水分を測定し、目視の結果も踏まえて1等・2等と等級を決定。2等判定は心白粒や腹白粒といった高温による被害粒の混入が主因。農産物検査員は、「高温障害が目立ったが、生産者それぞれに対策をしてもらってきており、昨年に比べて胴割れも少なく、品質は良くなっている」と評価した。
JA管内では、食用米「コシヒカリ」「風さやか」を中心に計535トンの集荷を計画。4か所のライスセンターで荷受けし、検品・等級を決定する。9月から10月にかけてが収穫のピーク。JAへの積極的な出荷を呼び掛ける。