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量販向けコギク秋定植前講習会 注意点を実演で呼びかけ | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Sep 19, 2024 2:30:00 AM

JA上伊那営農経済部は9月9日、管内2会場で量販向けコギクの秋定植前講習会を開いた。伊那市の圃場で開いた講習会には生産者11人が出席。来年に向けた定植を前に圃場づくりや植える時の注意点などを説明し、実演しながら作業を確認した。
管内の量販向けコギク生産者は、この秋から栽培を始める3人を合わせて約20人。契約栽培で価格が決まっているため安定した収入が見込めるといった特徴がある。
今年度(2023年9月~24年8月)は高温により1週間ほど早く生育が進んだが品質は良好で、目標を上回る約10万1000本を出荷した。コギクは墓や仏壇に供える花として需要があり、上伊那産は品質が高いと市場からの期待も高まっている。
講習会では、芽数の確保ができるよう植える時期が遅くならないように注意することや、定植後の活着を良くするため根が乾かないように植えることなどを説明。実演では、定植しながら苗を畝に置く方向に気をつけるよう説明し、日当たりを良くすることを呼びかけた。
講習会を行った地区の理事で、JA花卉部会振興花卉研究会の春日保研究会長は「今年度は目標の出荷本数10万本を達成することができた。反省点を活かしながら来年度より良い出荷ができるように、みんなで頑張っていこう」と呼びかけた。