JAあづみぶどう部会は8月28日、安曇野市の三郷農村環境改善センターで「ぶどう大粒種・ナイアガラ生産者全体会議」を開いた。部会員やJA職員ら約20人が参加。出荷最盛期を前に販売情勢と他産地の動向、生育状況、出荷規格などを協議した。
2024年産ブドウ全体の出荷数量は、23年対比約500ケース(1ケース=5キロ)増の7110ケース、大粒種の主力シャインマスカットは2535ケースを計画している。
梅雨明け後の乾燥傾向から粒肥大の遅れや日焼けが散見されるものの、糖度が乗り、食味良好。
ブドウ販売方針では、販売数量の確保と日毎の計画荷造りにより計画的な販売と無核大粒種を中心に重点市場に売り込みをかけ、手取りの確保に努めることを確認した。
また、部会員はシャインマスカットやクイーンルージュ®などサンプルを持ち寄り、糖度計で糖度を確認し試食。収穫期などについて部会員同士で情報交換する姿も見られた。
石曽根光徳部会長は「糖度が乗っている。食味重視で、粒ぞろいなど規格を遵守し、品質の高い安曇野産ブドウを出荷していきたい」と意気込んだ。
相馬和揮衛常務は「ここまで概ね順調に来ている。量販店の売り場確保と有利販売に繋げるためにも計画出荷をおねがいしたい」と挨拶した。