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産地を守っていく すいか試験品種後半試食検討会 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 30, 2024 3:00:00 AM

JA松本ハイランドすいか部会研究部は8月23日、松本市のJAすいか共選所で「すいか試験品種後半試食検討会」を開催。同研究部員と部会役員、種子メーカー、JA役職員ら約30人が参加した。気候条件や収穫時期、品質、収量性など、より産地に適合した品種を検討することが狙いだ。
同検討会では研究部員と部会役員のほ場より、後半品種として現在導入されている「祭りばやし11」と試験品種3種を用意。参加者は、品種名を伏せた状態で外観や甘さ、果肉色、果肉硬など全5項目を基に5段階で評価を決めた。今回試食検討をしたすいかはどれも中心糖度が12度を超えており、参加者からは「よくできている」「思っていたよりとても甘い」といった声が上がっていた。
同研究部の中野識文研究部長は「今年は酷暑で思うように育たないほ場も出てきた。暑さや病気に強くおいしい品種を導入することで、収量を増やし産地を守っていきたい」と意気込んだ。
今回の検討会とすいか試験品種前半試食検討会の結果を踏まえたうえで試験成績検討会の開催を10月に予定している。また、検討会の結果によって拡大試験に繋げていく予定だ。