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ドローンの活用拡大へ 地域一体で防除作業 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 26, 2024 1:30:00 AM

JAみなみ信州は、米の品質向上や労働負担軽減、作業効率化によるコスト抑制を目的に、ドローンによる水田の防除作業の取りまとめを行い、管内11地区で申し込みがあった合計37haの水田で作業を行っている。同JA管内では斑点米カメムシ類による被害が大きな課題となっており、地域全体で防除作業を行うことでより効果が期待できるとして、今後も同JAが中心となってドローンによる防除作業の普及を進めたい考え。
今年度は7月下旬から8月下旬にかけて飯田市(上郷・鼎・松尾・山本・三穂・川路・千代)、高森町、豊丘村、喬木村、阿智村でドローンによる防除作業を行っている。9日には豊丘村の水田で同JAが作業委託する㈱アグログリーンの職員がドローンを操縦し散布作業を行った。防除作業は15分ほどで終了し、見学した生産者の唐澤良治さん(67)は「手作業だと半日近くかかっていた防除作業が短時間で終わり労働負担軽減を実感した。今後も利用したい」と話した。
同JA営農部農業資材課の代田秀己課長は「ドローン防除は個々ではなく地域で取り組むことでより効果が期待できる。南信州産米の品質向上に向け利用を呼び掛けたい」と話した。
同JAでは地域・農家組合等での情報共有を呼びかけ、さらなる普及と地域活性化を目指していく。