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管内で最初の稲刈り 高温で収穫早まる | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 13, 2024 1:47:00 AM

JA上伊那管内で8月11日、早くも稲刈りが始まった。2024年度は生産量1万5300トンを目標に、安全安心、高品質、良食味の「かみいな米」の生産に取り組んでいる。稲刈りの最盛期は9月中旬を見込む。
今年度、管内では田植え後の高温で活着は良好。6月中旬以降も高温が続いたことから、生育は平年に比べ5日ほど進んでいる。暖冬と梅雨時期の降雨により、カメムシやいもち病などの病害虫の発生も心配されたが、大きな影響はなく順調な生育だ。
同日、伊那市の株式会社中坪ノーサンが管内の稲刈りのスタートを切った。同市内にある約15アールの早生品種「五百川」を刈り取った。
同社は高齢化などで生産ができなくなった農地の受託も行い、約32ヘクタールの水田を管理。適期収穫で高品質な米の生産につなげるため、「コシヒカリ」を中心に「五百川」や「スーパームーン」、もち米「こがねもち」の4種類を栽培する。稲刈りは10月中旬頃まで続く見込みだ。
同社の登内美穂社長は「今年は過去にないほど早い刈り取り開始となったが、生育は良好で、例年並みの収量が期待できる。高温により草丈も例年に比べ高いため、これからの台風の影響が心配だが、刈り遅れのないよう、安全に作業を進めていきたい」と意気込んだ。