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アルストロメリア専門部出荷反省会 目標達成に向けて一つに | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 25, 2024 5:01:00 AM

JA上伊那花卉部会アルストロメリア専門部は7月10日、伊那市のJA本所で2023年専門部年度出荷反省会を開いた。生産者や市場担当者、種苗会社、同JAの役職員ら75人が出席。23年専門部年度(23年6月~24年5月)の販売実績や市場の取り組み内容などを共有した。
同部会では「花き総合供給産地として販売金額20億円」をスローガンに活動し、その中でもアルストロメリアは販売金額10億円を超えるJAの主力品目。上伊那が切り花の生産量、日本一を誇っている。24年度は販売高12億円、出荷数量1300万本を目指す。
同専門部では23年度、5年ぶりに苗の原産地であるオランダの視察を実施。生産者やJA担当職員が現地の種苗会社を訪れ、新品種の選定を行った。また、市町村と連携し、上伊那の特産品として地元や友好都市の保育園や小・中学校へ卒業・入学祝いとしてアルストロメリアを贈った。
この日は、JAが出荷する12市場の担当者が各市場の販売状況や取り組みなどを説明。市場担当者は「生産が増えている産地もあるが、夏場の出荷や品質の良さが上伊那の強み。今後もシーズンを通して安定した出荷を期待する」、「さまざまな色の品種を栽培しているため、販売につなげやすい。フェアなどによる消費拡大に取り組んでいく」と話した。
同専門部の木下穂積専門部長は「夏メリアが認知され始め、上伊那のアルストロメリアは需要が高まっている。市場や関係機関と情報をしっかりと共有しながら、みんなで目標に向かって一つになって取り組んでいこう」と呼びかけた。