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140人が参加!投資の心構えを学ぶ | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 23, 2024 12:13:00 AM

グリーン長野金融部は7月20日、長野市稲里町のグリーンホールミナミでJA設立30周年記念事業「資産形成・運用セミナー」を開いた。組合員など140人が参加。農林中金バリューインベストメンツ株式会社の最高投資責任者であり、投資信託「おおぶね」ファンドマネージャーの奥野一成氏を講師に招き、「人生を豊かにする長期投資」をテーマに、「投資とは」、「投資の心構え」、「新NISA制度」について学んだ。
講師は投資の原則として、「投資」と「投機」の違いに触れたうえで、投資は「絶対に時間がかかる」こと、「労苦が伴う」ことであり、「簡単に短期的に儲かることは100%ない」と断言。株式投資は、「その企業のオーナーになる」視点で、「付加価値の高い産業」と「圧倒的な競争優位性」、そして「長期的な潮流」の3要素を持ち合わせた企業を「構造的に強靭な企業®」として、企業価値に着目し、長期的に積み立て・保有ができる先に投資することを勧めた。
また、「新NISA制度」について、「積み立てをする際に非常に使える制度」としたうえで、「一族郎党全員NISA」を掲げ、家族の持つ資産を守る方策としてNISA制度を家族全員で活用していくことを促した。
質疑応答では参加者から多数の質問が寄せられ、講師が回答。初めて資産形成・運用セミナーに参加した組合員は「投資に対してネガティブなイメージを持っていたが、投資を農業になぞらえた説明などで腑に落ちた」と感想を寄せ、早速投資に対し前向きな姿勢を見せていた。
鈴木隆男常務は、来場した組合員、奥野氏、関係者への感謝を述べるとともに、「投資信託について関心が高まっており、JAとしてみなさまにお答えするように講演を開催することができた。この講演を通じて皆様の資産形成・運用のお力になれればありがたい」と話した。
金融部では昨年11月にも同講師を招いて「資産形成・運用セミナー」を開催。今回は前に増して参加者が集まった。同部では引き続き「投資信託」を重点推進項目に掲げ、組合員・利用者への推進につなげ、組合員のくらしをサポートしたい考えだ。