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地域全体で農産物を守る ドライブレコーダーを活用した盗難対策 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 19, 2024 4:25:00 AM

JAみなみ信州上郷支所運営委員会は果実シーズンが本格化する中、ドライブレコーダーを活用した農産物盗難防止対策を管内の生産者に呼びかけている。「撮影していると思わせること」でも被害防止の効果があるとして、地域全体で防犯に取り組もうと「盗難防止パトロール車 ドライブレコーダー撮影中」と書かれたオリジナルステッカーを作成し、集会の際などに生産者へ取り組みを説明し配布している。 
この取り組みは、「ドライブレコーダーを搭載した車両は防犯カメラとしての防犯効果があること」ことに着目した生産者から提案があり、ステッカーの作成などについて同地区の飯田警察署上郷飯沼交番協力のもと実現した。提案した同支所運営委員で果樹農家の熊谷博人さん(飯田市座光寺・70)は「以前果実を盗まれた経験があり悔しい思いをした。暑い中、汗を流し一生懸命育てた果実を盗られることはどうしても防ぎたい。地域全体で取り組み、被害を発生させない雰囲気づくりが重要。一人でも多くの方に協力してもらい、農産物を守りたい」と話し、ステッカーを軽トラックへ張り付けた。同支所の公用車にもすでにドライブレコーダーを搭載、ステッカーを貼り職員も防犯意識を高く持ち業務を行っている。
ドライブレコーダーの販売・設置をする同地区にあるグリーンパーク座光寺給油所でも組合員や地域住民に向けて広く取り組みを呼び掛け、ドライブレコーダー購入者にはステッカーを配布している。
同JAでは今後全体としても取り組みを進める予定で、地域全体での防犯対策強化を図っていく。