県内JAの話題

パイナップルリリー出荷スタート | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 17, 2024 5:13:00 AM

JAグリーン長野花き部会球根専門部は7月15日、長野市篠ノ井の東部青果物流通センターで、「パイナップルリリー(ユーコミス)」の目揃会を開いた。栽培に取り組む専門部員11人と検品担当のセンター従業員が出席。営農技術員が、荷造りや出荷規格を説明し積極的な出荷を呼び掛けた。
この品目は特に「収穫のタイミング(切り前)」に注意することを徹底。下部の花穂が開花する前に収穫すること、生育が早いため、咲き過ぎに注意することを共有した。また、花き需要期にコンスタントに出荷ができるよう、センターの冷蔵庫を活用して安定的に出荷していくことに協力を求めた。生産者は「収穫判断に迷いながらやっているけれど、早め早めに収穫作業ができるようにしたい」と話した。
パイナップルリリー(ユーコミス)は、開花前のつぼみがパイナップルに似て、初夏から夏の暑い時期に出荷時期を迎える。当管内では過去、8月出荷が中心だったが、近年の温暖化を要因に出荷が早まり、7月上中旬に出荷が始まる。球根増殖で増産ができ、専門部員が球根を融通し、花き部会員を中心に栽培が広がっている。
今年は7月10日に初出荷し、8月にかけて関東、関西の花市場へ2万本の出荷をめざしている。あわせて、さらなる生産者の拡大へ、球根分けによる生産者の拡大・出荷量の増加に取り組んでいく考え。