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共選共販の露地キュウリ 高品質で出荷スタート | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 17, 2024 5:16:00 AM

グリーン長野野菜部会果菜専門部若穂キュウリ班は7月16日、夏秋キュウリの目揃会を開いた。生産者8人が出席し、県内外の重点取引市場2社を招いて販売情勢や産地への要望を聞き、市場需要に即した品質の高いキュウリの出荷に取り組む。
同班ではJA若穂野菜集荷所において、職員が選別作業を行う「共選共販体制」を取り、生産者の作業負担軽減をはかり出荷量維持・拡大をめざしている。等級は長さや重量、曲がり具合等から、A・B・Cに分かれ、生産者の予選でABとC品に分け、AB品はJAでより細かく選別・箱詰めし、C品は生産者が個別選別で対応する。今年は昨年より2日遅れの6月24日から出荷スタート。生産者のこまめな管理作業により、上位等級A品が70%と品質良く仕上がる。競合産地や施設栽培品の端境期にかかり、高単価で推移。好調な流れを維持するべく、生産者は改めて出荷規格を確認した。JA担当者は「例年、盆明け以降に単価が向上する傾向にあるので、引き続きこまめな管理によって10月まで出荷ができる体制を整えてほしい」と依頼。市場担当者からは、「品質も良く丁寧な箱詰めで出荷をしていただいているので、ぜひ数量を伸ばし、整ったキュウリを出荷していただき、我々もしっかり売っていく」と話した。
牧野功二班長は、「良いキュウリを出し、市場に良い値をつけてもらえるようにしよう」と仲間に協力を要請した。
目揃会の前段には栽培管理講習会を開催し、種苗業者を講師に多収に向けた管理のポイントを教わった。若穂キュウリ班を含むグリーン長野全体のキュウリの出荷量は、促成作型、露地作型、抑制作型とリレーし、11月頃まで、175トンの出荷をめざしている。