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ピーマン出荷者増加・消費者目線の荷造りを | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 4, 2024 5:40:00 AM

JAグリーン長野で「ピーマン」の出荷が7月上旬、本格化する。今年は野菜部会果菜専門部の生産者に加え、ピーマン出荷販売をめざす初心者向け講座「ピーマンセミナー」の受講生も新たに出荷に挑戦。出荷者・出荷量の増大による市場への安定供給と産地化につなげたい考えだ。
JAでは7月3日・4日に松代農業総合センターで出荷講習会を開催。専門部生産者とセミナー受講生を対象に、JA営農技術員と販売担当者、また、優れた技術を持つ生産者に委嘱した営農相談員が講師となり、出荷規格をはじめ、個選共販の仕組み、出荷にあたって必要な資材や荷造り方法などを説明した。
このうち、3日にはベテラン生産者・新規出荷者など5人が出席した。荷造り方法では、個別に行う袋詰めについて、「消費者目線」を意識し、大きさをそろえ、整然と袋に詰めるよう説明。営農相談員が袋詰めを実演した。セミナーを受講し今年初出荷を迎える男性は「果樹は出荷していたが、野菜は初めて。乗り掛かった舟なので、多くの出荷につなげたい」と意気込んだ。
JAでは、長野農業農村支援センターと連携して、昨年度からセミナーを開講。今年は受講生のうち希望者に苗を供給し、出荷者を確保。また、既存の袋詰め品の出荷のほか、手間のかからない「バラ荷受け」、加えて、JAながのとの連携による共同選果も試験し、荷造り負担の軽減により出荷者・出荷量の拡大。JA内でも既存の果実(アンズ)選果機を活用した選果を試験し、今後の共同選果を検討したい考え。JA販売担当によると、岐阜・愛知・兵庫・県内の市場を重点取引先に、22.5トンの出荷を目指している。