JAみなみ信州松川支所は松川町が企画する「七夕イベント」に賛同して5日まで同支所に七夕飾りを設置している。同町は町内の福祉団体や企業、地域住民に参加を呼びかけ、誰でも気軽に参加できる同イベントを企画。それぞれを想い合い町全体で“つながる"ことを目指し取り組んでいる。各会場に設置している七夕飾りは地元中学生が切り出してきた笹に地元福祉施設の利用者らが作った飾りを飾ったもので、見る人を楽しませている。
同支所では店舗内に七夕飾りを設置、短冊を用意し企画の趣旨を説明しながら願いごとを書き飾ってもらうよう来店客に参加を呼び掛けている。同支所の古瀬聖史支所長は「町全体で取り組むつながりのひとつになればと設置させてもらった。ご来店いただいた方も笑顔で協力いただけ、七夕飾りをきっかけに職員とのつながりもできている。ぜひ多くの皆さんにこのすてきな企画に参加いただきたい」と話した。
同イベントを企画・運営する同町役場保健福祉課の地域共生コーディネーターの関秀之さんは「ひきこもりの方や障がいのある方も地域の皆さんとのつながりを持ちたいとの声がありこのイベントを企画した。皆の想いがつまった七夕飾りが町民の皆さんの目に留まり、つながりが広がったらうれしい。普段町民の皆さんと関わるJAなど地元の企業にも協力いただき、お互いを思いやり地域全体で支え合うようなきっかけにしたい」と話した。
同イベントでは12日に同町役場でイベントを開催。協賛した会場で設置した七夕飾りを集め、地元福祉団体による販売会や小学生による歌の発表でつながりをさらに深める。