JAグリーン長野篠ノ井西部青果物流通センターで6月28日「ネクタリン」を初選果した。昨年同日のスタート。早生品種の「アームキング」「メイグランド」を選果。初日で数量も10コンテナ(1コンテナ約5kg)と少なかったものの、玉肥大や熟度も良く仕上がっていることを確認。昨年度は凍霜害により2割ほど減少したことから今年は出荷量の回復を期待する。同センター含む2センターで選果作業を行い、品種を変えながら9月まで出荷が続く。
同センターでは、選果機によるネクタリンの選果作業が、2024年度の初稼働日。初日、センター職員が選果機や施設を入念に清掃し、選果に備えた。選果作業を前に。営農技術員を講師に、職員対象の目揃会を行い、傷や擦れ等の程度や、熟度などを目合わせした。選果作業では、選果担当者が手早く傷や熟度などを判断基準とすり合わせて選果機に流し、選果台に流れ等級に分けられた果実を他の職員が箱詰めした。松坂賢一センター長は「今年は豊作であるので数量増加に期待している。昨年減ってしまった分を取り返して行きたい」と意気込んだ。
JA営農販売部販売課によると、今年は1万7千ケース(1ケース=5.5kg)を見込み、関東・地元・関西・中京の重点取引市場へと出荷する予定という。