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すいか栽培指導会 栽培方法を確認し高品質を維持 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 27, 2024 6:42:00 AM

JA上伊那野菜部会は6月11日、駒ヶ根市の同JA駒ヶ根東支所ですいか栽培指導会を開いた。生産者やJA担当指導員など20人が出席。販売情勢や今後の栽培方法などを確認したのち、同市の圃場へ行き自らの圃場と見比べた。
管内では主に種無しすいかを栽培。糖度を12度以上とすることで他産地との差別化を図り、大手スーパーを中心に有利販売につなげている。
会議では昨年の出荷状況を踏まえJA担当指導員が説明。スイカは花粉を付けて着果させる位置の違いで皮の厚い空洞果ができてしまうことや、自然に交配された果実(裏生り)の摘果不足、つる枯れによっては糖度不足となってしまうことなど、高品質に向けて栽培の統一を図った。
会議後は圃場で栽培している様子を見ながら種苗会社が栽培管理や病害虫防除などについて説明。出席者は自らの圃場や管理方法と比較しながら話を聞いた。
JA担当指導員は「当たり前のことだが、品質が落ちれば単価も落ちる。市場からは『上伊那のすいかがもっと欲しい』との声もあるので今一度栽培を見直し、高品質を維持していこう」と呼びかけた。
同JAでは今年出荷数量約340トン、販売高約4400万円を見込んでいる。