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早生桃出荷スタート 甘く上々の仕上がり | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 25, 2024 5:29:00 AM

JAみなみ信州は25日、早生桃「日川白鳳」、「赤宝」の出荷を始め、今シーズンの桃をスタートした。松川町の同JA松川インター選果場で豊丘村と喬木村の生産者から集まった170kgの桃を選果し、同JA直売所と県内市場へ出荷した。この日出荷された桃は平均糖度12度以上と甘く上々の仕上がりとなっている。
同JA営農部によると今年度は開花が昨年より1週間ほど遅れたが、4月以降の温暖な気温推移で生育が前進し、昨年より5日早い初選果。玉伸び・色付ともに順調で、糖度も上がってきており良い仕上がり。今年度桃全体で約798トン(前年対比100.7%)を見込み、関東、中京、関西、九州と全国へ出荷していく。
同JA営農部果実柿課桃チーフの片桐将史技術員は「生産者は春先から収穫直前までより良い桃を出荷しようと努力してくれている。早生桃はさっぱりとした味わいでこの時期にぴったり。晩生種までしっかりとリレーを繋ぎ南信州のおしい桃をより多くの方に食べてもらいたい」と話した。
同JA営農部販売課の松重恵佑主任は「南信州は県内で一番早く桃の出荷が始まり市場や売り場からの注目も高い。生産者の手取りが1円でも高くなるようしっかりと販売し、ぶどう、梨、りんごと産地の売り場をつないでいく」と話した。
中生種でメイン品種の「あかつき」「白鳳」は7月17日頃の出荷開始を予定している。
同JAの桃は園地の老木化や生産者の減少による生産量減少に対しふるさと納税返礼品などで人気が高まっていることから、同JA桃部会では新規栽培者向けの研修会を行うなど生産量維持へ取り組んでいる。