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白ネギ栽培指導会 病害虫の発生に注意 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 18, 2024 1:19:00 AM

JA上伊那野菜部会白ネギ専門部は6月6日と7日の2日間、管内5会場で白ネギ栽培指導会を開いた。7日、駒ケ根市の株式会社北の原ファームの圃場で開いた指導会には、生産者30人が出席。生育状況や今後の管理作業について説明した。
白ネギは同JAの主力品目の一つ。出荷する野菜の中で最も販売高が大きく、上伊那は県内でも有数の産地だ。今年度は作付面積約70ヘクタール、販売高約6億3000万円を計画し、現在は春先の凍霜害もなく順調な生育となっている。
指導会では、土寄せ作業を行う時期の目安や注意点を確認。土寄せによる断根で樹勢が弱まると病気にかかりやすくなるため、殺菌剤散布で予防するよう説明した。また、今年はアザミウマ類の発生が平年に比べ早まっているため、早めの防除を呼びかけた。
指導会の後には、同社がドローンを使った農薬散布を行い、生産者らはドローンの性能や散布後の圃場の状況を確かめながら、情報を共有した。
同専門部の山口雅輝専門部長は「今のところ白ネギの生育は順調だが、気をつけなければいけないところはたくさんある。学んだことを生かして品質の良い白ネギの生産につなげてほしい」と話した。