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二条大麦収穫 品質の良いものができた | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 18, 2024 1:25:00 AM

駒ヶ根市や宮田村、JA上伊那、南信州ビール株式会社、本坊酒造株式会社などは地元産原料を使用したビール・ウイスキーの製造に向けた6次産業化に取り組んでいる。6月7日、駒ヶ根市の木下重夫さんの圃場で原料となる二条大麦の収穫作業が行われた。
2014年にスタートしたプロジェクトは、両市村で栽培した二条大麦を原料に、付加価値の高いビールやウイスキー製造を目指して同年9月より試験栽培を開始。17年にはビールの製造を開始し、20年にウイスキーの仕込みも始めている。また、昨年9月にはウイスキーの初回仕込みから3年が経過したことから、プロジェクト関係者による試飲会を行った。
24年は12.8ヘクタールで二条大麦を栽培。雨が少なく、天候に恵まれたことから生育は良好。38.4トンの収穫を見込んでいる。
木下さんは「試行錯誤を繰り返して、今年は昨年に比べ品質の良いものができた。これからもデータを取るなどしてさらなる品質向上に努めていく」と話した。
収穫された二条大麦は全量を同JAで買い取り、南信州ビール(株)と本坊酒造(株)へ販売している。今年収穫した二条大麦を使ったビールは25年夏ごろに販売予定。ウイスキーは25年2月に仕込む予定だ。