諏訪地域の菊愛好家でつくるJA信州諏訪健香会(けんこうかい)は6月17日、諏訪市の奥山幸茂会長のハウスで大菊の「三枝分け講習会」を開いた。会員ら6名が出席。大菊を3本に仕立てるために行う、摘芯、3枝の整枝・誘引の方法を学んだ。
「三枝分け」は、大菊の茎を3枝だけ伸ばして3つの巨大輪を咲かせるために行う。「三本仕立て」や「だるま」といった大菊の基本的な育て方で用いる。
参加したのは入会2年目の会員。初年度は入門者でも比較的取り組みやすいドーム菊の鉢植えと、大菊栽培のうち最も手軽に取り組める一本仕立ての「福助」を作った。2年目も同様に取組み、この講習会を経て、3年目のステップアップを目指す。
この日、奥山会長は摘芯や3枝の整枝・誘引について、作業を行う時期や注意点を説明。誘引作業の説明では、3本のアルミ線それぞれに3枝を沿わせてビニールひもで巻いて手本を見せた。
奥山会長は「まずは見て興味を持つことが大切。楽しんで菊作りに励んでほしい」と話した。