県内JAの話題

ケール 需要に即した出荷を | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 17, 2024 12:19:00 AM

JAグリーン長野野菜部会葉洋菜専門部で6月12日、「ケール」の出荷が始まった。青汁などの健康食品の原料として1社に契約出荷し、需要に対する安定量の供給とこれによる信頼の確保と生産者手取りの維持・拡大をめざした品目。新型コロナウイルスの5類移行後、停滞した需要が回復。今年は個人・団体3組の生産者が6・7月をピークに11月頃まで72トンの出荷をめざしている。
初回出荷日、JA職員2人が長野市篠ノ井の旧JA共選施設で出荷に立ち会った。生産者の持ち込んだケールを鉄コンテナに入れる作業を手伝ったほか、葉の黄変がないかや虫害に遭っていないかなど、出荷物の品質を確認。また、ほ場や収穫作業状況、今後の出荷見込みなどを聞き取り、運送業者や契約取引先への事前の情報提供による安定数量の出荷とコストの低減につなげる。初日は6,400キログラムを引き渡した。JA販売担当は「コロナ以降、需要も高まってきているので、生産者にご協力をいただきながら、品質を高め、需要に即した安定量を安定的に出荷し、契約数量の拡大と価格の向上につなげたい」と話している。JAでは、今後も需要に即した作付・出荷量の確保へ、生産者に栽培提案に取り組みたい考え。