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自分たちで考える米づくり 竜丘小学校5年生田植え | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 14, 2024 5:07:00 AM

飯田市桐林の竜丘小学校5年生約50人は11日、同校近くの田んぼで「あぐりの田んぼ学校」メンバー5人の指導で田植えを行った。同市竜丘地区の農家で構成するグループ「あぐりの田んぼ学校」は田んぼに特化した食育活動を行っており、同地区の保育園でも米づくりを支援している。JAみなみ信州も2013年から活動に協力し、同JA竜丘支所職員2人も作業に参加した。
あぐりの田んぼ学校は「自分たちで考え進める米づくり」を目指し、同小学校ではもみまきから米づくりを行っている。スムーズに作業できるようにと前日に同学校のメンバーが学校を訪問し、田植えの説明を行った。4班に分かれた児童はメンバーの指導を受け田んぼの両端から中心に向かって稲を植え、尻もちをついたり泥だらけになりながらもスムーズに作業を進め、およそ1時間半でもち米「紅もち」とうるち米「天竜乙女」を植えた。佐藤佑音さん(10)は「等間隔で植えるのが難しかったけど、楽しく作業ができた」と話し、宮島和さん(10)は「保育園以来の田植えだったが上手にできた」と充実感を滲ませた。
同校代表の熊谷伊久夫さん(75)は「子どもたちは積極的に自分たちで考えながら作業をしてくれた。米づくりを通じて農業の大変さや魅力を知ってもらえるようこれからも活動を続けて行きたい」と話した。
同校の堀内美紀教諭は「子どもたちは5年生になったら米づくりをやるという意識を持ち過ごしてきた。事前学習の効果もあり集中力を切らさずやる気を持って取り組んでいた。地域の皆さんのおかげで貴重な経験ができありがたい」と話した。