JA上伊那と上伊那農政対策委員会は6月3日~11日までに管内の全8市町村へ「お粥ポット」482個と「お米割引券」1154枚を贈呈した。地産地消の促進や幼いうちから米に親しんでもらうことが目的。3日、駒ヶ根市役所では同JAの野溝修理事、吉瀬定子理事から伊藤祐三市長へ手渡された。
贈呈は、日本の主食である米の味や栄養価を見直し、心あたたまる手作りの味を子どもに覚えてもらいたいと「上伊那食卓“愛”の運動」として1988年から取り組んでいる。第1子が誕生した家庭と上伊那地域以外からの移住者で第2子以降の家庭に炊飯器でご飯といっしょにお粥が作れる「お粥ポット」を、新生児全員に「お米割引券」を贈呈。お米割引券はJA農産物直売所や管内のA・コープ各店、ファミリマートJA店で上伊那産の米限定で利用できる。
吉瀬理事は「米の自然な甘みが赤ちゃんの味覚形成にふさわしい。小さいうちから米に親しんでもらいたい」と期待した。
市では新生児の3ヵ月検診で配布予定。