JAながのでは特産アンズの出荷を開始した。昨年度より5日早い。6月13日、千曲市内の集荷所で早生種の「平和」を中心に1,000ケース(1ケース2キロ=500グラムパック4個)が持ち込まれ、東京や県内の卸売市場へ出荷した。出荷は6月下旬をピークに7月中旬まで続く。今年は、開花時に起きた豪雨の影響から、受粉不良による結実量の減少が心配されたが、順調に生育が進みJA全体で185トン(前年比同)の出荷を見込んでいる。
出荷に立ち会った同ちくまあんず部会の近藤修司部会長(68)は、「品質は維持できている。今年は凍霜害の影響が少なかった分、出荷量に期待したい」と話す。同職員は、「今年は結実以降、高温の日が続き全体的に生育が前進し、出荷が早まった。最盛期に向けて高品質を維持し、消費者の方においしいあんずを届けたい」と話した。今後は加工向けの「昭和」「信州大実」「信月」や生食向「ハーコット」、その中から一定の品質基準をクリアしたプレミアムハーコット「杏月(きょうづき)」などがリレー出荷される。