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色判断基準に適期収穫を トマト本格化 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 4, 2024 2:15:00 AM

JAグリーン長野野菜部会施設果菜専門部で、「トマト」の出荷が本格化した。加温栽培によるトマトが昨年より4日遅い4月30日から開始。5月下旬頃より出荷量が増え7月にかけて最盛期となる見込みだ。
同専門部は、長野市松代町のほ場で6月3日、出荷講習会を開催。専門部員11人とJA営農技術員、JA販売担当者、重点取引市場 (株)R&C長野青果のトマト担当者が出席。市場情勢や今後の見通し、出荷規格を確認した。出荷規格では特に収穫時の「色」を改めて確認。6段階の色見本を示し、気温に応じて収穫のタイミングをはかるようJA担当者が説明し、実見本も見ながら目合わせした。関川晃専門部長は「生産資材価格が上がっているなかで、販売価格が追い付いていないのが現状。今日の講習会で品質を統一し出荷量を増やして市場に高く買ってもらえるようにしていきたい」と話した。市場担当者は「他県産よりも地元産を強みに販売しているなかで、松代のトマトへの指定注文もある。できるだけ高く販売していくので出荷をお願いしたい」と生産者に要望した。
JAでは、「地元」「地産地消」を強みに、地元市場を出荷先のメインに据える。市場動向に応じ、A・コープや地元スーパーマーケット等への直接販売なども行い、生産者手取りの向上につなげる考え。5月から7月下旬をピークに、型を変え、12月ころまで出荷を続け、11,000ケース(1ケース=4kg)の出荷を計画している。あわせて、「樹熟トマト」など、企画販売にも取り組む。