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農業インターン研修生激励会 それぞれが新たな道へ | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jun 3, 2024 6:05:00 AM

JA上伊那は5月21日、伊那市のJA本所で農業インターン研修生激励会を開いた。今年度は2023年度研修生と24年度研修生との交流を目的に修了式と開講式を合わせて激励会として初めて開催。23年度研修生2人、24年度研修生4人が出席し、就農・研修にあたっての決意を表明した。
同JAは、意欲ある地域農業の担い手及び農業に新たに参入する若者が、同JA管内の農業者として独立し、効率的・安定的な農業経営ができるよう「農業インターン事業」として市町村や上伊那農業農村支援センターなどと協力し人材育成を行っている。研修生は1年間、研修先の農家で就農した際の品目について、栽培技術や経営について学ぶ。JA上伊那へと合併した1996年に始まり、これまで100人を超える農家が同事業を活用し、同JA管内への就農率は80%を超えている。
激励会では23年度研修生へ西村篝組合長が修了証を授与した。修了証を受け取り、晴れて宮田村で新規就農する小島賢吾さん(38)は「常に多くの人に支えられて農業ができているんだということを肝に銘じて、一生涯農業をやっていきたい」と決意した。また、今年度から辰野町で研修を受ける玉木寿枝さん(45)は「自らが生産者となって地元の農業を守りたいとの思いから研修生となった。適切な圃場管理の徹底で高値で取引してもらえるような品質の農産物を出荷し、上伊那の農産物の価値を上げるべく、細かな部分まで学びたい」と意欲を話した。