県内JAの話題

親子青空教室 農業体験で心豊かに | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 23, 2024 5:10:00 AM

伊那市美篶地区の食農教室「親子青空教室」が5月19日に開校した。JA上伊那美篶手良支所や同地区の青少年育成会、公民館が主催し、美篶小学校や地域の農家の協力のもと毎年開く。今年は17組23人の子どもが参加。12月まで計8回の授業で、田植えや稲刈り、野菜の植え付けや収穫などを親子で一緒に体験し、農業のおもしろさと大切さを学ぶ。
同教室は、信州型コミュニティスクール事業の一環。子どもたちがさまざまな農業体験を通じて、健康で心豊かに育ってほしいとの願いが込められている。JA生活部会の働きかけで始まり今年で23年目となる。
開校式で、JAの平岩なお子理事は「農業は自分たちが作ったものを食べて元気になるということだと思う。植えてから収穫するまでの素晴らしい体験をたくさんして、最後の12月の授業まで、キラキラの笑顔で元気いっぱい頑張りましょう」とあいさつした。
授業では、昔ながらの手で植える田植えを体験。参加した親子は約6アールの水田へ裸足で入り、泥の感覚を楽しみながらコシヒカリの苗を植えた。また田植え後には、ポリポットにラッカセイ、畑にエダマメを播種。ラッカセイは家に持ち帰って成長を観察しながら育て、次回の授業で畑へ定植する予定だ。
この日の授業の最後には、JA生活部会員が手作りしたおにぎりが配られ、子どもたちは嬉しそうに受け取った。
参加した小学2年生と5年生の児童は「学校でも今まで話したことがなかったが、隣で田植えをしていて仲良くなった。これからの授業も楽しみ」と笑顔を見せた。