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東京の児童が田植え 食と農の大切さを伝える | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 22, 2024 5:51:00 AM

JA信州諏訪は5月16日、東京都の学校法人川村学園川村小学校3年生85人の田植え体験を支援した。茅野市湖東の湯田坂文幸さん(76)の協力を受けて毎年行っている取組み。諏訪地域でのコメ作りを通して、児童に食と農の大切さを伝えていく。
同校3年生が、北佐久郡立科町を中心に行う宿泊学習のプログラムのひとつで、コメ作りや農家の苦労を学ぶことが目的。JAを通して湯田坂さんが田んぼの提供、日ごろの栽培管理を引き受けている。
この日は同市のJA茅野市営農センター、茅野中央支所の職員5人が出席した。同センターの五味広孝所長が田植えのやり方を説明。「1本ずつまっすぐ、ていねいに植えてください」と呼びかけた。
児童は裸足で田んぼに入り、1人7株ずつコシヒカリの苗を植えた。秋には稲刈りに訪れ、収穫したコメを味わう予定だ。
児童からは「田んぼに入った時の足の感触が気持ちよかった。もう1回やりたい」「お米を食べるのが今から楽しみ」という声があがった。
湯田坂さんは「元気に田植えを楽しんでもらえてよかった。体験を通して、食べ物を作る大切さを感じてもらいたい」と期待を寄せた。