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ユーカリ生産拡大をめざして 苗の自己引き取り | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 21, 2024 5:24:00 AM

JAグリーン長野花き部会花木専門部員を対象に5月18日・19日、「ユーカリ」の苗の自己引き取りを行った。苗は種苗業者から4月に仕入れ、JAで鉢上げを行って1カ月間育苗を行ったもので、本数は7,000本。JAでの共同鉢上げと自己引き取りにより生産者のコスト負担を低減させる。新規栽培者8戸を含む予め希望した専門部員40戸が長野市篠ノ井のJA育苗センターを訪れ、持参したコンテナなどに「グニー」「銀世界」など様々な品種のポット苗を詰めて車に運んだ。高齢を理由に果樹からユーカリ栽培に切り替えたという夫婦は、「農作物作りは苦労だが、みなさんが愛情をこめて作物を作っているのをよく知っているから、畑を荒らしておくわけにいかないと思って比較的手のかかりにくいというユーカリを選んだ。大変ではあるけれど何とか作っていきたい」と意欲を見せた。会場では営農技術員にが個別に定植方法等の質問に答えながら指導。専門部員は引取日の当日からさっそく定植作業を行うという。
JA花き部会では「ユーカリ」を振興品目の一つに掲げて積極的に栽培を推進。栽培者も出荷量も増えてきたことから、適期作業や管理などを呼びかけ、生産者間での品質統一や安定出荷につなげ、手取りの確保・向上を目指す考え。