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ストック出荷始まる 春・秋合わせて19万本出荷予定 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 16, 2024 6:11:00 AM

県内有数の生産量を誇るストックの出荷がJAあづみ管内で始まった。2024年度の出荷計画は春・秋合わせて約20万本(前年対比4万本増)、販売計画は約1900万円(同比300万円増)、主に関西、中京方面に出荷し、春ストックの出荷は6月下旬まで続く。秋ストックは10月初旬から出荷が始まる。
2024年産は4月の高温の影響等により高温障害が発生している圃場が多いことから例年に比べ草丈は短めだが、花穂はしっかり詰まり、品質も安定している。この時期は長野県産のストックを待ちわびる市場関係者が多い。産地として厳正な選別に定評があり、品質の安定と正確な選別で高単価での販売を目指す。
出荷最盛期を前にJAあづみ、JA大北、JA松本ハイランドでつくる中信ストック協議会は8日、安曇野市堀金のそ菜特産流通センターで春ストック出荷目ぞろい会を開いた。
生産者や松本農業農村支援センター、JA全農長野、JA職員ら約10人が参加し、販売情勢や出荷規格、選荷基準などを確認した。
目揃い会では同JA営農経済事業部農産課の小山幸亮営農指導員が荷造りなどについて説明。春ストックは主に葬儀花として使われることから「アブラムシやコナガなどの虫には特に注意が必要」とし、「生産者の厳しい選花・選別、市場への正確な情報発信が高単価に繋がる」と呼びかけた。
西澤清さん(74)は「草丈がとれて、花穂が間伸びしない良質な花を消費者に届けたい」と意気込んだ。
小山主任は「生産者の手取りアップに向け、厳正に選別し出荷したい」と話した。