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野菜の産地維持をめざす | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|May 1, 2024 4:47:00 AM

JAグリーン長野で2024年度産の野菜の出荷が始まっているなか、野菜部会は4月25日、長野市篠ノ井のグリーンパレスで定期総会を開いた。部会役員など35人が出席。23年度の部会活動を振り返るとともに24年度の部会活動方針、新役員の改選を含む4議案を審議・承認した。
部会をめぐっては、23年度講習会などを7専門部で行い、「安定生産」「品質統一」による生産者手取りの維持・向上と、生産意欲アップをめざしてきた。品目によっては、感染症の類型変更に伴う業務加工用等の需要増大により、高単価で取引につながった。しかし、基幹的農業従事者の高齢化によって、野菜に関しては特に生産・出荷量の減少傾向か課題となっている。これも含め24年度は、「需要に対応できる収益力の高い産地づくりと安定生産」を目標に、「産直」を意識した系統共販の拡大、安定収入につながる契約栽培、産地化をめざす品目のセミナーや、機械化に向けた試験品目の導入に取り組むことを確認。武田国守部会長は「農家の高齢化により野菜の生産販売は減少気味であり、今年も異常気象との予想だが、野菜や健康管理、農機具の扱いなどに気を付けていただき、栽培を続けていただきたい」と話した。安藤猛常務は「野菜をみなさんのお力で増やしていただけるよう、ぜひお願いしたい」と要請し、生産者への支援を約束した。
新部会長には、依田亘さん(53)が就任した。