JA信州諏訪管理部協同活動推進課は3月、旬の野菜を“焼いて”味わう野菜ステーキのレシピを考案した。ステーキに合わせる食材としてJAと子会社の株式会社あぐりライフ信州諏訪が販売する「信州諏訪産つきあかり」の魅力を伝え、地元農産物とともに消費拡大につなげたい考え。レシピはJA広報誌「月刊JA's民(ジャスミン)」5月号や公式WEBサイトで紹介する。
同課は食農教育に携わり、農業振興や地域の食を支える活動に力を入れている。今回は「野菜をステーキにする」という斬新な調理方法を初めて取り入れ、より多くの人に地元農産物を、興味を持って食べてもらいたいという思いで企画。「信州諏訪産つきあかり」で食べる野菜ステーキ丼や素材を生かした野菜ステーキ、野菜ソースをかけたハンバーグステーキなどを考えた。
野菜ステーキ丼は「信州諏訪産つきあかり」を盛り付け、バター醤油で味付けたキャベツやカボチャ、まいたけをのせ、信州アルプス牛も添えて完成。素材を生かして作る「ズッキーニのガーリック味噌ステーキ」「ナスのチーズステーキ」「タケノコの和風ステーキ」は、それぞれの野菜に合わせて味付けを工夫した。「野菜が主役のハンバーグステーキ」は、野菜をじっくりと炒めてコンソメで味付け後ソースにし、ハンバーグステーキにかけた。余った野菜は「カラフル野菜ステーキ」としてオリーブオイルで炒め、アンチョビや塩コショウで味を調えた。
「つきあかり」は一粒一粒が大きく、粘りとうま味があり、食味が良いのが特徴。JAでは2022年度作付け分から管内の標高800メートル以下の地域で栽培を推奨している。
同課の職員は「農家の皆さんが丹精込めて作った農産物はそのまま食べてももちろんおいしいが、今回はステーキにしてお米と一緒に食べるという方法を紹介させていただいた。ぜひ家族皆が集まった時などに作って食べてほしい」と話している。